スペルミジンを補充したマウスでがんに対する免疫が回復することが米科学雑誌「サイエンス」に発表されました

スペルミジンは生体内ポリアミンの一種で、オートファジーを促すことが知られています。

京都大学医学研究科附属がん免疫総合研究センター 本庶佑センター長らの共同研究グループは、老化個体に免疫力が低下する一因として、スペルミジンが若齢 T 細胞と比較し老化 T 細胞において減少していることを明らかにし、スペルミジンを補充したマウスでがんに対する免疫が回復することを発見しました。

本研究成果は 2022 年 10 月 27 日(現地時刻)に米科学雑誌「Science」のオンライン版に公開されました。